仮想通貨は基本的に買ってたら上がるんでしょ?チャートなんか意味ないでしょ?どうせポンジでしょ?とか色々な憶測はありますが、正直にいうと割とチャートは大事です。例えばIDOで購入した銘柄がもし下落するようなチャートを形成していたらきっちりと利食いは必要になってくるし、積み立て投資を行う際にもタイミングを最適化することでより多くコイン枚数を獲得できます。
チャートとは
チャートとは価格の始値、終値などを記録し、それをグラフ状に表示したものです。ローソク足以外にも単純に線で表示したものもありますが、ローソク足が最近では主流のような気がします。ちなみにローソク足は日本人が300−400年前に開発された歴史あるチャートになっているのは嬉しいですよね。

シグナルとは
チャートを補う形としてシグナルが存在しています。シグナルでは相場が強気なのか、弱気なのかといった指標を確認することができる他、トレンドが変わったと予測できるようになっており(100%ではないが)、私は頻繁的に使用しています。
シグナルの種類
シグナルといっても単に1種類ではありません。何十種類もあり、人によって用いるものが異なっています。私は基本的に2−3種類しか使いません。
OBV:オンボリュームバランス
オンバランスは「差し引き」でボリュームは「出来高」という意味で、値上がりした日の出来高をすべて正、値下がりしたときの出来高をすべて負として、それらを合計したもので出来高を計算するという方法です。
オンバランスボリュームがトレンドを維持しつつ上昇するときは買い、その逆は売りと判断されます。(出典:カブコム証券)
と、こういう風な説明になっていますが、さらにシンプルに説明すると取引高の足し算引き算のみです。前日より高値で終了するとプラス、前日より低値で終了するとマイナスをし、それらをグラフに現したものになります。
これがなぜ重要なのかというと、インサイダー取引などを行いにくく最も正しい価格を追跡できる、さらに実際の価格に先行すると考えているからです。
BTCのグラフを週足で見てみます。

上が通常のローソク足、下がシグナルのOBV(オンバランスボリューム)になっています。
どちらも対応する時間帯になっており、OBVでは先に抵抗線を突破しているのにもかかわらず、価格は低いままになっています。ここで私はダイバージェンスを発見したので大きく買いに回った結果、莫大な利益を手にすることができました。ちなみにマーケットのテクニカル分析で勉強しました。日足以上の大きな時間軸で非常に有効になっています。
BB:ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、移動平均線と標準偏差で構成されており、移動平均を表す線とその上下に値動きの幅を示す線を加えた指標で、「価格の大半がこの帯(バンド)の中に収まる」という統計学を応用したテクニカル指標のひとつです。
特徴は、収束と拡散を繰り返していることで、この動きにあわせて「順張り」「逆張り」それぞれの投資に利用することができます。(出典:マネックス証券)
これも簡単に解説すると一番上、もしくは下の線にタッチすると反発する可能性がある、ということです。ただ超えた場合には劇的に移動するのが特徴です。
MACD:マックディー
![[図]](https://www.jibunbank.co.jp/products/foreign_deposit/chart/help/macd/img/img_01.png)
短期の移動平均線と中長期の移動平均線を使用することで、買いと売りを判断する手法です。ここで使用する移動平均線は通常の単純移動平均線と異なり、新しい価格のほうがより影響力が高いという考えから、新しい価格の比重を高めて計算されています。(出典:au自分銀行)
MACDは個人的には長期では比較的有用に感じられます。月足などを確認する際の指標に使いがちです。
ダイバージェンスを探せ
IDOで購入したトークンなども長期でホドルするためあまりトレードはしません、しかしやはり確実なダイバージェンスが発生した場合には売りをさらに強めたり、逆にもっと買い増したりしています。上記のオンバランスボリュームでは価格に先行しているというのは明らかになっているし、理解しやすいので覚えておかないとガチャガチャして無駄に損失を重ねてしまう可能性があるので確認しておくことを強くお勧めします。
まとめ
基本的にIDO、IEOであればチャートを使用して頻繁にトレードする必要はありませんが備えあれば憂なし、ということで先に理解して準備しておくことでチャンスを逃さずに済みます。
長期でホドルするだけというのであればIDO銘柄を購入し、取引所上場のタイミングで売買すると良いでしょう。