仮想通貨でたまに見かけるバーンとは何かご存知でしょうか?おそらくBNBのバーン、Cakeの定期的なバーンによって一躍有名になった言葉のうちの一つだと思います。今回はそんなバーンにはどんな影響があるのかをしっかり、そして簡単に解説します。
Burn(バーン)とは
Burn(バーン)とは日本語では「焼却」を意味しています。ではその焼却が指し示すことは何なのかというとコインを焼却、つまりコインの枚数を減らすことを意味しています。
ビットコインでは上限枚数が決まっておりバーンされることはありませんが、ケーキなどでは常にインフレが発生するために運営が定期的にコイン枚数を減らしてある程度の価格を調整しています。
ちなみにビットコインではオンチェーンウォレットに保有してあったものの、シードフレーズを無くしてしまったりして意図しない「バーン」が発生することもあります。
バーンが価格に及ぼす影響
コインの枚数を減らしているため供給が減ります。一方で需要は変わらないと仮定すると(特に悪材料がない場合)供給量<需要量になり、価格は上昇傾向になります。減少方向に影響を及ぼすことは基本的にないですが、エラスティックマネーなどで、もしバーンがあれば悪影響を及ぼす可能性はありそうです。ちなみに面白かった本で、ミクロ経済学という本では受給曲線を含めた一般的な経済学を勉強できます。
上昇しやすい銘柄とは?
個別銘柄を挙げることはしませんが今までの傾向からハードキャップが決定されている(総発行上限数が決まっている)と、バーンの発表があった際に急騰する可能性があります。一方でハードキャップがない、つまり発行上限枚数が決まっていないDefi系のトークンではバーンの影響を強くは受けないことがあります。だからといってバーンがなかった場合にはインフレによって価格は下落して行きがちです。
まとめ
フィアットであれば金融引き締めを行って市場に流れているお金を減らしますよね。でも仮想通貨は分散されているため運営が引き締め(バーン)をするかが非常に重要になってきます。発行上限が決まっているのであれば特に心配することはないですが、Defi系のトークンであれば定期的にバーンの予定があるかなどを確認してから投資すると良いでしょう。