ブロックチェーン技術が広まり、暗号通貨は単なる投機の対象から、価値の保存やショッピングなど実用的な用途でも活用され始めています。海外では、BinanceのデビットカードでBTC建ての決済が可能になるなど、暗号通貨を活用した新たなサービスが次々と登場しています。
日本国内でも、プリペイドカードやギフトカードを活用して暗号通貨による決済が間接的に可能となり、注目を集めています。その中でも話題になっているのがJPYC株式会社です。本記事では、このJPYC株式会社とその提供する日本円ステーブルコインについて詳しく解説します。
JPYC株式会社とは?
JPYC株式会社は、サウナ好きの岡部典孝氏が代表を務める企業で、パブリックチェーン上での日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、スタートアップの支援や暗号通貨市場の発展を目指しています。
同社は2019年に設立され、ERC-20トークン形式の前払式支払手段を提供するなど、ブロックチェーンの利用を広げています。また、代表の岡部氏は2021年に「Blockchain Award」で表彰され、暗号通貨業界で高い評価を受けています。
会社概要
- 会社名 :JPYC株式会社
- 代表者 :代表取締役 岡部 典孝
- 所在地 :東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル4階 FINOLAB内
- 設立 :2019年11月
- 事業内容 :ERC20前払式⽀払⼿段の発⾏、NFT等ブロックチェーン全般に関するコンサルティング
- 加入団体 :一般社団法人 ブロックチェーン推進協会(BCCC)会員
一般社団法人 日本資金決済業協会 第一種会員
一般社団法人 DeFi協会 正会員 - 監査法人 :あかり監査法人
- URL :https://jcam.co.jp/
- Twitter :https://twitter.com/jcam_official
代表の岡部とは?
別のサイトを参考に見てみました。(参照記事)
2001年、一橋大学在学中に有限会社(現株式会社)リアルアンリアルを創業し、代表取締役、取締役CTO等を務める。
2017年、リアルワールドゲームス株式会社を共同創業。取締役CTO/CFOを経て、取締役ARUK(暗号資産)担当。
2019年日本暗号資産市場を創業し、代表取締役。
2020年Links株式会社の創業に参画し、取締役。
連続起業家、リーガルハクティビスト。15年以上のCTO経験と、CFOとして3億円以上の資金調達の経験がある。ブロックチェーンや暗号資産におけるロビイング・当局との積極的なディスカッションを絶えず続けており、当局への情報公開請求を年に10~20回行っている。また業界団体への参加も積極的に行っており、リアルワールドゲームス取締役としてBCCCのゲーム部会長も務めている。
大学時代から飛び抜けている様子が伺えます。
実際にツイッターで少しJPYCと呟くと岡部代表から1分以内でいいねや返事が来ることがあり、即レスポンスには驚きを隠せません。
JPYCでできること
JPYC株式会社が提供するサービスには以下のような特徴があります:
- ギフトカードの購入と決済
提携店舗でギフトカードを購入し、支払いに利用可能です。利用手順の簡略化が進めば、さらに多くの人々がJPYCを活用することが期待されます。 - DeFiやNFTマーケットでの活用
JPYCを購入してMaticチェーンにブリッジすれば、OpenSeaでNFTを購入したり、DeFiの取引に利用することができます。これにより、高額な手数料を回避でき、暗号通貨の活用が簡単になります。

JPYC購入方法
JPYCは公式ウェブサイトで購入できます。購入手順は以下の通りです:
- 個人情報を入力。
- 銀行振り込みを行い、ウォレットアドレスを指定。
- JPYCが指定したウォレットに送られます。
また、Binanceを利用して間接的にJPYCを取得する方法もありますが、Maticチェーンの利用やQuickswapでのトレード設定が必要です。
公式サイトでも解説しています。
Bitgetを通じてJPYCを手に入れるには?
以下の記事でBitgetの使用方法を記入しています。

ただBSCチェーンでの出金を記載しているためMATICを購入して出金する必要があります。その際にネットワークはポリゴンを設定する必要があるためご注意ください。
その後Maticを使用して、Quickswapでトレードが可能です。しかしこの段階ではJPYCが出現しません。その理由としてはQuickswapが用意した銘柄でないため自分でトレードできるように入力する必要があります。
JPYCのコントラクトアドレス:
0x6AE7Dfc73E0dDE2aa99ac063DcF7e8A63265108c
このアドレスをQuickswapに入力することで、売買が可能になります。
JPYCの今後の可能性
JPYCは円とペッグされたステーブルコインであるため、将来の採用可能性が非常に高いと考えられます。例えば:
- Suicaのように、JPYCを利用して交通機関の利用やコンビニ支払いが可能になる。
- 暗号通貨取引の手数料削減を実現し、暗号通貨の普及を促進。
政府がデジタル円を導入した場合に競争が激化する可能性はありますが、現時点ではJPYCは日本国内の暗号通貨市場で最強の選択肢と言えるでしょう。
まとめ
JPYCは、円に連動したステーブルコインとしての高い汎用性と、ブロックチェーン技術を活用した革新的な取り組みを進めています。また、岡部代表のリーダーシップとJPYC株式会社のビジョンは、日本の暗号通貨市場をリードする存在となっています。
Twitterなどでは代表の迅速な対応も話題で、ユーザーとのコミュニケーションにも力を入れている点が印象的です。これからの成長が楽しみな企業であり、暗号通貨の未来を支える重要な存在になるでしょう。